和食器、調理器具、厨房設備、包装用品、サンプルなどが何でも揃う問屋街、かっぱ橋エリア。
和風小物と古民具のショップを見た後、一つ一つのお店に興味津々で歩いていると、路地を入ったところにギラギラと目立つお店を発見。近づいてみると、お店の看板が見えてきました。「お鍋の博物館!」
何だろうと思って中に入ると、包丁からフライパン、圧力鍋、厚底鍋、中華鍋などの調理器具が何でも揃っているショップ、といった様子。入り口近くには、お茶マシン。この時期には何とも嬉しいサービスです。
店員のおじさんに「すごい量のお鍋ですね」と話したところ、「すごいでしょー」とニヤリ顔。その後、料理について、お鍋について、ご説明いただきました。
店内を見回すと、鍋、鍋、鍋!見事な品揃え!博物館というのもうなずけます。
まず、お店には15センチから60センチまで3センチ単位でサイズのバリエーションがあるそうです。
そして、お店の方がお鍋を紹介する時、お客さんがどんな料理を作りたいかをまず聞いてみます。そして、料理ジャンルによってお鍋のコーナーへ行って、詳細な説明をされるそうです。漠然とした状態で商品は紹介しない姿勢、いいですよね。私は煮物(洋食)をつくるのに、オススメのお鍋を教えてもらいました。普段使っている鍋よりも幅が厚くて、ずっしりと重い厚底鍋でした。
料理をする前に包丁を研ぐのも大事で、それというのも、よく研がれた包丁を使うと、食材の細胞が破壊されにくいので、そのままの味を出すことができるそうです。なるほどー。
新しい銅は、こんなに綺麗な色をしているんですねぇ。どんな料理をつくりましょうね~。ラーメン屋さんでよく見かけるお鍋&器具もありました。
取材班のメンバーが、ラーメン屋さんで見かける器具(上写真)を使って、ラーメン屋の店員さんが麺を鍋から上げて、お湯を切るときの様子を再現してくれました。妙にリアルで、一瞬、湯気の「パシャ!」という音が聞こえてきそうでした。
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お鍋の博物館について調べたところ、中尾アルミ製作所の営業所兼ショールームでした。外国人のお客さんもたくさんいて、料理への興味は万国共通なのだと改めて感じました。そして、調理器具が揃うと、何でも作れてしまうような気がしてしまうのが不思議です。
そして、写真は中尾アルミ製作所のキャラクターロボット「Fロボット72号」です。アルミを扱う企業なので、鍋などの調理器具だけでなく、ロボットまで作ることができるんですね。(本業ではないんでしょうけどね。)このFロボット、お店の看板ロボットでありながら95万円で販売されていました。たとえ、売れたとしてもまた製造可能!ということなんでしょうねー。遊び心があって、いいかんじです。
〔ショップ情報〕
お鍋の博物館
東京都西浅草2-21-4
TEL:03-5830-2511
FAX:03-5830-2513
詳しくは、ショップHP(
http://www.nakao-alumi.jp/museum_pr.html)をご覧ください。