世界に挑戦する日本人 Vol.2 中川扶二夫さん〔前編〕
前回ご登場いただいた西山浩平さんに引き続きまして、第2回目にご登場いただく「世界に挑戦する日本人」は、ニューヨーク在住21年で現在、旅行代理、出版、人材派遣の分野で5つの会社を経営していらっしゃる中川扶二夫さんです。
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ニューヨークでの起業のきっかけは、両親が来たときのような待遇をする会社を作りたかった。(そして同時に、モテると思ったから!?)

現在、ニューヨークを拠点に5つの会社を経営していらっしゃる中川さん。5つの会社には、国内・海外旅行のチケットやホテルを手配するAmnet(http://www.amnet-usa.com/)&AVA、アメリカの求人情報と就職支援サービスを提供するActus(http://www.actus-usa.com/)、主にアメリカ在住の日本人に向けた情報誌などの出版事業を展開するAngle Press(http://www.anglepress.com/)、旅行会社国内・海外格安航空券を販売するA-Kind(http://www.a-kind.com/)と様々。しかし、ここで共通しているのは、「お客様に“快適”を提供する」ということ。

f0219141_18184117.jpgもともと旅行会社に勤めていた中川さんがニューヨークに起業することになったきっかけは、「日本から来るお客さんのために仕事をする会社を作りたかった」ということ。具体的には、日本からのお客さんに対してホテルや車を手配したりすること。そう思ったきっかけというのが、旅行代理店に勤めていた頃に、お客さんを日本から送り出すものの現地でのケアがよくないと感じていたからだという。毎日何万人もの日本人観光客を受ける旅行会社だったこともあって、どうしても機械的なおもてなしになっていたという。そこに違和感を感じていた中川さんは、「自分の両親が来たときのような待遇をする会社をつくりたい」と決意。こうして、起業の道がスタートした。

どうしてニューヨークだったかというと、これも直感だったという。会社員時代に、出張で訪れた際に経由したニューヨークを訪れて、なんとなく「この街は、エネルギーがあるし、若いし、かっこいいし、おもしろい街。」だと感じたという。また同時に、「ニューヨークで働いている自分はモテると思ったんですよね。」と笑顔で答える。
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起業当初、「旅行を通じて、世の中をハッピーにしたい。」を企業理念に掲げてきた同社。その後は、「いろんなものを提供してハッピーにしたい。」を目標に拡大してきた。メイン事業となる旅行会社Amnet(アムネット)の意味は、「Ameniry Network(アメニティ・ネットワーク)」だったという。つまり、旅行だけではなく、食事や就職など、「快適」なモノに特化して事業を展開していこうとした。しかし、「Amnet=旅行」というイメージが強くなり、人材派遣やフリーペーパーなどの出版事業を展開するのが難しくなった。こうして、ActusやANGLE Pressを設立。その際、必ず「A」という文字は残すことにこだわったという。

こうして今までに、現在、NY・ボストン・ハワイ・ロサンゼルス2カ所・シカゴ・デトロイト・コスタメサ・ハワイ・東京・大阪に本社と支店を置くまでに拡大してきた。毎月1回は、国内・海外出張。年数回、各支社にも訪れているという。

f0219141_1819544.jpg社員を大切にする会社づくりに邁進

「お客様をハッピーにしたい。お客様の笑顔を見たい。」という状況をつくるために中川さんが取り組んでいることが、「社員を大切にする」会社づくり。それというのも、「お客様を大切にする」ためには、社員自身が上司や社長から大切にされていると感じていなければ実現できないと、会社員時代に感じていたから。

そこで、中川さんが実践しているのが「家族型経営」だ。具体的には、家族だと思って社員に接するということ。何でも話して、注意して、愛するような接し方をしているという。他にも、部下の能力の限界を決めないで、仕事にはどんどん挑戦させるようにしている。限界を定めてしまうのは、思いやりではなく「上司のエゴ」になってしまうからだ。部下が自分から言ってきたら考える。コミュニケーションを円滑にするため、組織は10人以下にしているそうだ。社員を大事にしたいという中川さんの想いが深く伝わってくる。

♪ 来日中のお忙しい中、今回のインタビュー企画を承諾してくださった中川さん。実はインタビューの数日前、富士山登頂にご一緒させていただきました。(上の写真は、中川さんの会社のご友人と社員の方々です。)インタビューをしたのは登山の数日後だったのですが、都内のホテルに現れた中川さんはさらにパワーアップしていました!常に面白いことを言ってくださって、インタビューをする側でありながら、すっかり楽しませていただきました。他にも、渡米のきっかけ、起業~現在までのストーリーについてお話をしていただきました。今後の記事も楽しみにしてくださいね!

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# by TOKYO_YUCa | 2010-10-09 08:03 | - 世界に挑戦する日本人
三茶でB級グルメ 本場の飲茶を味わえる「包包」
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f0219141_21141487.jpgモロッコ料理を食べた後、エコー仲見世をトコトコ歩いていると、本格的な飲茶を売っているお店を見つけました!

小ぢんまりとしたスペースで、旦那さんと奥さんが二人三脚で飲茶を作っています。お店の名前は、「包包」(パオパオ)。お店の名前も可愛いですよね!お店は、モロッコ料理「Dar Roiseau」を出て右手を直進50メートルくらい歩いた場所にあります。(右手にお花屋、左手にうどん屋がある入口であれば、歩いて50メートルほど中に進むと右側にお店があります。目印は、「包包」と書かれた青く光る看板です!)

それにしても、包包の飲茶バリエーションは半端ないんですよー。ショーケースにずらりと並んでいるのを見て、圧倒されます。(当たり前ですが、写真の中の商品札の数だけ飲茶の種類があります!)体が「別腹」を作り始めるのがわかります。。。
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全部で20種類以上はある飲茶のショーケース。
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お店の奥では、旦那さんが飲茶作りの作業中。
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奥さんもお手伝い。役割分担があるんでしょうねぇ。
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蒸し器。味がありますよねー!
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f0219141_2127193.jpg「包包」は飲茶の専門店。焼きギョーザやゴマだんご、春巻きからはじまり、肉まんやあんまんなど定番の味はもちろん、変わり種も色々あるんです!

皮だけを丸めた「万頭」、もち米が入った「もち米巻き」、独特の旨みがある「叉焼包」、デザートとしても有名な「マーラーカオ」・・・と、あれもこれも全部食べたくなります。
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食べてみたい飲茶、決まりましたかー?
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f0219141_21282671.jpg「万頭」を買って食べてみたんですけど、甘さのあるホカホカした皮がとっても美味しいんですよー。「皮の部分だけでも美味しいので、他の飲茶はもっと味わい深いに違いない!」と思って食べてみたところ、予感的中!特に、もち米が入った飲茶はこれまでに味わったことのない食感でしたー。

現在、曜日によってキャンペーンをやっていますー。チェックですね!

〔ご参考情報〕
包包
世田谷区三軒茶屋2丁目13−10
TEL: 03-3410-8806

♪ 最近、香港や広州へ行ってきたのですが、現地で食べた飲茶の味と包包の味が同じでした!日本で気軽に本場の飲茶がいただけるなんて・・・。「包包」に通いつめそうな予感。


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# by TOKYO_YUCa | 2010-09-18 19:43 | - 三軒茶屋
旧茶屋の街で味わう モロッコ料理
渋谷から東急田園都市線に乗って5分という近距離にある三軒茶屋。三軒茶屋という名前は、江戸時代の中頃、現在の世田谷通りと玉川通りの分岐点付近に「三軒の茶屋」があったことが発祥といわれています。そんな三軒茶屋駅近くにある「エコー仲見世」と呼ばれる商店街を歩いていたら、アイビーの枝が垂れ下がっていて何とも雰囲気のあるお店を見つけました。
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お店の入口は、アイビーのカーテンが印象的です。
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お店の入口。魅力的な雰囲気が漂ってきます。
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f0219141_1514043.jpgそのお店というのが、今回ご紹介するモロッコ料理「Dar Roiseau」(ダール・ロワソ)。2001年に「クスクスリー・ロワゾ(クスクス処)」としてオープン。2010年には10周年を記念して、本格的なモロッコ・レストラン「Dar Roiseau」としてリニューアルオープンしました。

店内に入ると、カウンターとテーブルで12席ほどのこぢんまりとしたスペース、天井から店内を照らすアンティークなランプたちと外からの自然光が何だかいい雰囲気。「モロッコ料理かぁ。」と珍しがりながら席に着くと、お店の方がすかさずメニューボードを持ってきてくださいました。そこに書かれていたのは、「クスクス トマトスープ」、「クスクス ミートボール」、「クスクス メルゲス」、「クスクスと野菜ソースのラザニア」・・・と、とにかくクスクス料理のオンパレード。それもそのはず、このレストランではクスクス料理や(独特の鍋で作る)タジン料理などの本格的なメニューを味わうことができます。

クスクスは、小麦粉から作る粒状の粉食や料理全体のことで、もともと北アフリカが発祥。今では、北アフリカから中東までの地域と、フランスやイタリアなどのヨーロッパやブラジルにまで広がっているそうです。(Wikipedia「クスクス」より)さっそくいくつか気になるメニューをオーダー。
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ランチメニューに付いてくるドリンクとフレッシュなサラダ♪

f0219141_152281.jpgサラダを食べ終わる頃に、クスクス料理が運ばれてきました!さっそく食べてみたところ、クスクスそのものには独特の味はなくて、パサパサとした食感。さっぱりしていますよ。お米に似ているのかなと思ったのですが、お米のような粘り気もまったくありません。
f0219141_1515961.jpgミートボールの入ったトマトスープと一緒にいただくクスクスには、「アリッサ」というペースト状の香辛料を入れるのががオススメ!ミードボールもピリッとして、味にバリエーションが出ますよー。辛いもの好きには堪りません!これまでに食べたことのない味なんですけど、とにかく美味しいんですよー。

クスクスと野菜ソースのグラタンも抜群の美味しさです!クスクスはチーズにもあうんですよねぇー。野菜ソースはどちらかというと甘めなのですが、アリッサを足すことでピリリっと味が引き締まります!
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クスクスと野菜ソースのグラタン
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ソースに隠れたクスクス、見えますかー?
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別の角度からもう一枚!お腹がすいてきますねー。
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この日のデザートは、りんごのプリン♪
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名脇役の食器たちも可愛いですよねー
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夜には、バーになるそうです。

f0219141_1522211.jpg〔ご参考情報〕
Dar Roiseau (ダール・ロワゾ)
世田谷区三軒茶屋2-13-17
エコー仲見世商店街内
Tel:03-3418-8603
営業時間:※日曜定休、月曜不定休(月一回)
ランチ: 12:00-15:00 
ディナー: 18:00-24:00
詳細はお店HP(http://www.roiseau.jp/)をご覧ください。
看板犬クロも登場するオーナーのブログ: http://roiseau.blogspot.com/

♪ お店にはステキな雰囲気を持つ美人オーナーがいらっしゃいます。オーナーは、「パリの恋人」という映画がお好きで、パリに留学をされていたこともあるそうですよ。ランチの時間帯には、ガイドブックを片手に三軒茶屋にやってきた若者たち、そしてカップルなどがオーナーのつくるモロッコ料理に舌鼓を打っていました。モロッコ料理がはじめての方でも納得の美味しさだと思いますよっ!

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# by TOKYO_YUCa | 2010-09-12 16:37 | - 三軒茶屋
世界に挑戦する日本人 Vol.1 西山浩平さん〔後編〕
西山さんをお迎えしたインタビューもいよいよ最終回!今回は、「世界に挑戦する日本人」である西山さんの英語学習法やエレファントデザイン社が取り組まれている社会貢献活動についてお伝えします!

f0219141_16295542.jpgオススメの英語勉強法は、
「とにかく英語を使うこと!」


西山さんが英語を勉強し始めたのは、中学生になってからだったそうです。幼少時代、お父様の仕事の都合でコロンビアに住んでいた西山さんは、スペイン語、日本語、英語の順に言葉を習得されたそうです。そして当時、国の治安が悪かったこと、日本人学校の先生が不在だったこと、インターナショナルスクールへ通うためには英語ができないといけない等、色々なことが重なり(ご本人いわく、反抗期も重なって?)、学校には行かなかったそうです。その代わり、両親のおかげもあって、英語の家庭教師を朝・昼・夜で3人つけてもらっていたそうです。こうして3年間、英語の「読み・書き・話す」を自宅で学んだそうです。

現在は、ビジネス上で使うことはもちろん、プライベートでも「とにかく使うこと」を意識しているそうですよ。「特に、一人の著者が、一つのテーマでボキャブラリーを選んでいる書籍は、同じテーマで必要な語彙をワンパッケージもらえます。語彙が一気に増えるという意味でも、読書はオススメですね。」とおっしゃっていました。

エレファントデザイン社が取り組んでいる社会貢献活動
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企業の社会貢献活動については、大学横断の学習プロジェクト「スチューデント・イノベーション・カレッジ」(以下、Sカレ)をサポートされています。Sカレは、「新製品開発活動に関する実践的な作業を複数の大学を横断したインターカレッジ形式で経験することを通じて、マーケティングや新製品企画、プレゼンテーションについての深い学習を、参加する学生たちに修めていただくこと」が目的です。大学2年生の皆さんが参加対象になるということですので、大学1年生、2年生の皆さんは教授に相談してみてくださいね!

最後に、「東京の遊び方」の読者へのメッセージをいただきました!

・日本に興味のある外国の方々へ
 東京は、NYなどに比べるとまだまだ観光地化されていないので、観光で来るのは勿体ないですね。主要な観光スポットを訪れて、3日間で日本を観たような気分になってしまいます。短期間では表面しか見れないので、できればうまい理由をつけて(会議やインターンなど)、2ヶ月くらい来るのがオススメです。プロジェクトを作って来るべきだと思いますよ。デザインプロジェクトやNPO活動などに応募するのもいいですね。エレファントデザイン社でも受け付けます。

・東京、日本、そして海外に興味のある日本人の方々へ
 敢えて海外に行けとは言いませんが、行ったほうがいいとは思います。そのかわり、英語を話せないのは絶対に損だと思います。英語でビジネスをできるようにはしておいたほうがいいと思いますね。そのために、このようなブログ(※「東京の遊び方」(英語版))を見たり、ネット上で仕事や活動をするプロジェクトに参加したりするのがいいですね。

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座右の銘を書いていただきました!
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一文字、一文字を丁寧に書いてくださっている姿が印象的でした。
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完成した作品を手に持って記念撮影!

〔ご参考情報〕
世界に挑戦する日本人 Vol.1 西山浩平さん〔前編〕
世界に挑戦する日本人 Vol.1 西山浩平さん〔中編〕

・エレファントデザイン社HP:http://www.elephant-design.com/

♪ コロンビアでは、ボディガードがいて、防弾ガラスの車で移動する幼少時代を過ごした西山さん。刺されたこともあるし、友人が銃で撃たれたこともあったそうです。想像しがたい環境なのでしょうね。そんな幼少時代を過ごしたこともあり、女性が夜中に、一人で、スカートで歩ける東京という街はとても安全。「結婚してからは、家内の身が安全だとわかっているから、残業ができることはとても幸せ」とおっしゃっていたのが、とても深く伝わってきました。

インタビューを通じて、西山さんはプライベートとビジネスを本当に楽しんでいて、毎日とても充実していることが伝わってきました。インタビュー後は、座右の銘を書いていただきました。半紙2枚を横につなげて出来上がった作品。その意味は「No pain, No gain」(苦労なくして、得られるものはない)!西山さんのお人柄が伝わってくるような、とても本質的でストレートな言葉だと思いました。西山さん、素敵なインタビューをどうもありがとうございました!


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# by TOKYO_YUCa | 2010-08-31 21:36 | - 世界に挑戦する日本人
世界に挑戦する日本人 Vol.1 西山浩平さん〔中編〕
「東京の遊び方」がお届けするインタビュー企画“世界に挑戦する日本人”。前回に引き続き、今回もエレファントデザイン代表である西山浩平さんへのインタビュー〔中編〕をお伝えいたします!

f0219141_1837432.jpgアジア域内での国際結婚率が増える!?

2020年の日本はどんな国になっていると思いますかと質問をしたところ、「確実に英語を話す人が増えているでしょうね」と。そのあと続けて、「中国語を話す人も増えていて、そして、不動産の多くは中国人が所有しているでしょうね。それから、特にアジア域内の国際結婚の率も増えている。それというのも、日本の土地が安いから中国人のキャピタル(資金の流れ)が変わるからです。」それから、「日本の会社は安いので、中国人の投資家が買うはず。そうなると、日本で教育を受けさせたいと思う中国人が増えてくるでしょう。ちょうどその頃、中国のバブルがはじけるので、嵐が過ぎるまで日本にいようと考える中国人が増えると思いますよ。」「カナダは遠くてちょっと難しい。シンガポールも近いけど、もっと近い日本にやってくる富裕層が増えると思います。」と。まるで物語を語るように話してくださいました。

日中米の関係については、「日米関係との関係に匹敵するぐらい、日中関係は濃くなる。そして、中米も密接になる。だから、中国経由で、NYと東京という関係が展開していくと思いますね。」と。やはり、中国ははずせないんですね。このことについて西山さんは、「結局、飲み込まれちゃうんですよね。」それも、日本ではなくて「東京」が飲み込まれしまうとおっしゃっていました。一方で、青森や岩手などの東北地方は、そのままであり続ける。それというのも、中国人にとって日本の地方は東京に比べるとあまり関心がないから・・・。でも、東京は、もはや東京ではい続けられない。
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ただ、そこで感傷的になるのではなくて、日本は日本らしさを作らないといけないから、外部から人が入ってくれば来るほど、日本らしさは形成されていくはず。つまりは、自分たちが多数派だと思っていた人たちが、アジア圏でみたら実は小数派だったことに気づく日が来るということだそうです。これは、フランス人だと思っていたら、ヨーロッパ人だったと同じこと。以前存在していたフランという通貨なんて知らなくて、ユーロしか知らない人が増えてくるという現実に似ている。

大事なことは、「東京」をどんな街にしていきたいかということ

f0219141_7522832.jpg東京にきて欲しい人がどういうタイプの人なのかを決めて、そういう人がきてもらいたくなる街にしていくこと画大事だという。「犯罪者がいっぱいくる街にはしたくないですよね。かつてのNYはそうでしたね。犯罪しやすい街だと思われていた。現在では、安全な街だということで子育てをしたい街に変わりましたよね。他にも、ボストンのように学生が勉強するのにふさわしい街、サンフランシスコのようにマイノリティーに寛容な街だと思われたから、それぞれに適切な人たちが集まった。」

例えば、東京を「優秀な人たちに来て欲しい街」にしたいのであれば、ジェンダーに寛容で優秀な人たちが生活しやすい街ですよ、というブランディングをすれば、そういう人たちは必ず集まってくる。「優秀」の定義については、例えば、経済的に自由だったり、言語的に自由だったり(英語&日本語が使えること)、または、クリエイティブに何かを生み出ることができるだったり。そうして、起業したり、就職して新規事業を立ち上げるような人たちが集まってくるような街のブランディングをする必要がある。

「こうした方向性をちゃんと見据えていれば、将来について心配したりネガティブなことを考えている時間はなくて、2020年に住みたい町にするために、どんな人を積極的に受け入れたいかということに目を向けて、動いていかないといけない。そうしないと、彼らはどこか別の場所へ行ってしまう。」と警鐘を鳴らす。

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春・秋に、東京に人を集めて仕事をする

そういった未来に対して、西山さんやエレファントデザイン社が取り組んでいることはあるかどうかをお聞きしたところ、「ありますね。春とか秋とか、ちょうどいい季節に、物理的に合わなければならない人たちが会って、仕事をして、あとは好きな場所でネット上で仕事ができる環境をつくっていきたい。具体的には、世界中の知恵を持った人が適切な時期に東京に集まるような仕組みづくりをしていきたい。」東京をそういう場にしたいと考えているという。

CUUSOOが目指しているのは、どこかに勤務地がなければならないというプラットフォームを外して、そのような生き方をしている人たちに対して、確実にロイヤルティを払っていくこと。「既存の事業としては、CUUSOOにアイデアを預けてもらうことです。」と話す西山さんからは、熱い想いが伝わってきました。

〔ご参考情報〕
世界に挑戦する日本人 Vol.1 西山浩平さん〔前編〕
世界に挑戦する日本人 Vol.1 西山浩平さん〔後編〕

♪ 今回は、西山さんが空想する「未来」についてご紹介しました。西山さんのお話を聞いて、日米中の関係性、そして、「東京」の未来について新たな知見を得ましたよね。特に印象的だったのは、私たちが「東京」をどんな街にしたいのかを今から考え始め、個人レベルから行動に移すことが大事だということ。他にも、一年のある時期に、東京に人を集めて仕事をするというスタイルは、とても現代~未来型の働き方だと感じました。

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# by TOKYO_YUCa | 2010-08-28 20:36 | - 世界に挑戦する日本人